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冷蔵庫とは、主に食品を冷やしたり腐敗・変質を遅らせたりする目的のために作られた、低温の保管庫です。
冷蔵庫は、かつては氷を使って庫内の温度を下げ、食品を冷やすタイプ(「保冷箱」に近いもの)でした。
しかしこれはあまり普及しなかったようです。
冷蔵庫、高度経済成長期には「三種の神器(冷蔵庫以外では白黒テレビと洗濯機)」ともてはやされました。
その後はすっかり日本中の家庭に普及し、わたしたちの生活にとってなくてはならないものとなっています。
冷蔵庫は、現代では発明された当時とは比べ物にならないくらい性能も向上しました。
まず冷凍庫が設けられ、さらに野菜室やチルド室などを設置したもの、急速冷凍機能や脱臭機能などの機能を備えたものなどが出現。
そして近年では断熱材の使用によって冷蔵庫の壁が薄くなるなど、冷蔵庫の出現から2世紀以上経った現在も、冷蔵庫は確実に進歩を続けています。
冷蔵庫の使い方、たしかに基本的なことは「取扱説明書」に書いてあるのですが、「使い方の極意」までは教えてくれませんよね。
冷蔵庫は上手な使い方をすれば、料理や買い物の手間を省いてくれたり、食品をさらにおいしくしてくれたりもするのです。
冷蔵庫の使い方でよく取り沙汰されるのが、冷凍室の使い方。
冷凍(フリージング)は実は結構難しいもので、単に冷凍室に突っ込んでおけばいいというものではありません。
食材によっては、冷凍すること自体が風味や食感を損ねてしまうことになるものも少なくありません。
また、冷凍の仕方によっても食品の保存状態は大分変わってきます。
冷凍のコツは、何といっても急速に冷凍すること。
また、ラッピングの仕方にも「薄く、小分けにする」「密封する」「よく冷ましてから」といった諸注意があります。
特に忙しい方は、大きめの冷凍庫を搭載している冷蔵庫を買って、料理をするときは若干多めに作って残りを急速冷凍しておくと、いつでもその料理を美味しく楽しむことができます。
大きな冷蔵庫は値段も高めではありますが、その後の調理や買い物の手間を考えれば、決して高い買い物ではないということがわかると思います。
冷蔵庫は上手に使えば、買い物や料理の手間の短縮にもなりますし、料理の幅も広がり、腕も向上するものです。
冷蔵庫の機能の中で、近年特に注目されているものの一つが「スピード冷凍」機能。
では、どうしてこの「スピード冷凍」が重要なのでしょうか? それは食品の細胞の性質にそのヒミツがあるのです。
食品、特に生鮮食品がで冷凍されるプロセスでは、当然のことながら、細胞中の水分が氷結していきます。
このプロセスがゆっくり行われると、細胞中の水分は大きな結晶に育ってしまって細胞膜が傷つけられます。
その結果、解凍のときに傷んだ細胞膜から栄養分や「うま味」がドリップ(液汁)として流れ出てしまい、調理しても素材の持ち味を活かすことができず、実に味気ない料理になってしまいます。
冷凍で生じるこうした問題を解決してくれるのが「スピード冷凍」。
スピード冷凍なら、細胞膜を壊すことなく冷凍することができます。
そうすれば、ゆっくり解凍することで生鮮食品を美味しく味わうことが可能になるのです。
よって、冷蔵庫をこれから買うという人は、できるだけスピード冷凍機能の付いた冷蔵庫を選ぶことが望ましいでしょう。